サイクルハンター代表 郡 (こおり) が当時大学生だった辻 貴光選手を個人的に応援していたご縁から、今回、辻氏を弊社のアドバイザーに迎えることになりました。 お客様にお役立ていただけるコンテンツの発信や整備技術の向上を目指し、辻氏と二人三脚で頑張ってまいります。
サイクルハンター (以下 CH)自転車に乗り始めたきっかけは何でしたか?最初からプロを目指されていたのですか?
辻氏 (以下 辻) 中学2年生頃、本屋で「サイクルスポーツ」誌を見かけ、その頃はMTBが主流だったため、MTBのプロになろうと考えました。
高校に入り、自転車競技部に入部した後はロードレーサーの楽しさに目覚め、プロロードレーサーが目標となりました。そう考えると、常にプロレーサーを意識して練習に励んでいました。
CHプロレーサーというと、競輪選手という選択肢もあるかと思われますが、最初から決めておられたのですか?
当初よりヨーロッパのレースに憧れを抱いていたのもあり、競輪選手になることは考えてはいませんでした。
CH学生時代はどんな感じでしたか?
高校時代は、部員3人で活動していました。先生は僕たちのしたいように活動させてくれたので、自分たちで練習メニューを考えほとんど自主的に行動していました。
進学した大学は、アットホームな雰囲気で、自主性を重んじる方針だったので、自分にぴったりでした。
チームワークもありましたし、なによりのびのびと育ててもらったような気がします。
どちらかといえば、人に強要されるのが苦手なので、自分達で考え、練習できたのが僕自身にとって、とてもいい環境だったと思います。
逆に言えば、その頃にもっと厳しい環境だったとしたら、乗ること自体が嫌になってた可能性もあります。
自主的に練習できたことによって、「楽しい!」という気持ちで進めたと思います。
CHレース出場前の練習スケジュールはどんな感じですか?
レース前に関わらず、朝は毎日7時45分に起床し、個人練習を行ってます。
特にレース前の週は、月曜日は軽く流す程度の力加減で2時間程乗ります。この日は距離ではなく、乗車時間を決めて走ります。
火〜木曜日は、距離120km程を走行します。一日ごとに目標を設定し、それのみを行う(TTとかヒルクライムとか)といった練習方法をとっています。金曜日になると、レースに合わせての心拍数調整(当日レース中に体調を崩さない為)を行います。またマッサージにも通ってます。土曜日は移動日です。あまりできませんが、到着後1時間ほど練習しています。
CHオフの日、というのはあるのですか?
基本的にはオフというのはないけれど、ツール・ド・沖縄後に2週間ほどの休暇があります。でも基本的には毎日自転車に乗っていますね。
CH冬の間の練習はどうされているのですか?
意外かと思われますが、1年を通してみると、夏よりも冬のほうが乗車時間は長くなります。強度としては低いけれど、長く乗っていますね。
CH自転車のプロになるためには、何をすればいいですか?
自分の経験談ですが、自転車ってきついスポーツだと思いますので、周りの協力無しではプロになることは出来なかったと思います。お子さんがもし、プロを目指されてるのであれば、本人の自主性を大事にしてあげてください。
厳しい世界ですので、実力があっても本人にやる気がなければ続きません。
自分のお子さんのために、と、熱が入る気持ちもわかりますが、広い心で見守ってあげてください。
そして、今目指されている方は、是非、思いっきり楽しんで乗ってください。その気持ちが一番大切だと思います。